日本酒の種類 その3
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2019.09.20
日本酒は、製造工程や精米歩合などによって味わいが変わるとても繊細なお酒です。
種類が豊富にあるので、同じ日本酒でも飲みやすいものやクセのあるものなど色々です。どんな種類の日本酒があるのかを見ていきましょう。
・原酒
加水調整をしていない日本酒本来の味を楽しむことができるのが原酒という日本酒です。
アルコール度数は原酒ということもあり、20度前後と高いですが、その分日本酒の味をしっかり堪能することができます。ゆっくり味わいながら飲むことのできるお酒です。
・生酒
加熱処理をせずに、そのままの状態で出荷される日本酒なので、とてもみずみずしくて優しい味わいとなっています。生酒を飲んだらやめられないというくらい日本酒の中でも好きな人の多い種類です。
・生貯蔵酒
完成した日本酒を生のまま貯蔵しているのですが、出荷するときに加熱処理を行っているため、酒質は安定していると言われています。生酒のような味わいを楽しむことができる美味しい日本酒です。
・生詰
秋に冷酒として楽しむことができる日本酒を生詰と言います。通常は2度火入れを行うものですが、生詰は貯蔵前に1度だけ火入れを行うもので、口当たりはまろやかで、とてもフレッシュな味わいの日本酒です。
・新米新酒
その年に収穫された新米を使用して作られた日本酒で、貯蔵することなく完成後すぐに出荷されます。よく「しぼりたて」という風に呼ばれ酒蔵でのみ販売されているものも多くあります。
・古酒(長期熟成酒)
3年以上熟成させた日本酒のことを言い、銘柄によって熟成期間に違いがあります。独特な味わいの古酒をあえて好んで飲む人も多くいます。